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「まんが日本昔ばなし」の怪談話で夏の暑さを涼しく過ごす

子どものころ「次はどんな話だろう……」と思いながら、あるときは笑い、あるときはドキドキしながら見た、『まんが日本昔ばなし』。
心温まるお話や、まじめに生きることを説くお話の裏に、こっそり隠れて、幽霊や化け物など、心がヒンヤリ涼しくなるお話もあるのはご存じでしょうか。
夏本番。今年の残暑も厳しそうです。ココチモではまんが日本昔ばなしを、合計60巻(240話)を扱っていますが、その中には皆さんが知っている怖い昔ばなしや知られざる怪談の名作がいっぱい。その中のいくつかをご紹介します。ぜひ、こわ〜い昔話で、体もココロも涼しいひとときを過ごしてみませんか?

まんが日本昔ばなし第1集(1〜10巻)の怖い話
平家の亡霊に耳を切られる「耳なし芳一」
会う人会う人のっぺらぼう「おいてけ堀」
耳なし芳一 おいてけ堀

昔話の中でも、ダントツに有名な怪談話といえば、平家の亡霊たちに琵琶語りを聞かせる「耳なし芳一」(8巻)です。しかし、「おいてけ堀」(10巻)も侮れません。
「おいてけ堀」はお堀と 魚屋のお話。
釣り人が魚を持って帰ろうとすると、「おいてけ〜」という不気味な声が聞こえることから「おいてけ堀」と名づけられた掘りがありました。
その声のあまりの怖さに、みんな釣った魚を放り投げて帰ってしまうのです。それを聞きつけた魚屋。嫁が止めるのも聞かずに、魚天秤とねじり鉢巻姿でお堀へ向かいます。

さんざん釣って帰ろうとすると、やはりお堀から「おいてけ〜」の声が……。魚屋は言うことを聞かず、啖呵を切って一目散に走ります。柳の下までくると、カランコロンと下駄の音。
「魚を売ってください」という女に、みんなに見せるまではダメだと断ると、「これでもかえ?」と、女の顔がのっぺらぼうに……。
魚を放り出し慌てて逃げる魚屋。途中見つけたそば屋で水をもらおうと、店主の顔を見れば、またもやのっぺらぼう。腰の抜けた魚屋、どうにか家までたどり着き、嫁に一部始終を話すのですが……。

おいてけ堀

>>まんが日本昔ばなし第1集はこちらから

まんが日本昔ばなし第2集(11〜20巻)の怖い話
おなかを空かせた赤ん坊のためにアメを買い与えた「子育て幽霊」
子育て幽霊

「子育て幽霊」(12巻)は、死んだはずの女が、自分の墓の前に捨てられていた赤ん坊を育てるというお話です。
ある夏の夜、村のアメ屋に女がアメを買いにやってきます。入れ物に入った水アメを受け取ると、女は消えるように帰っていきました。 来る日も来る日も女はアメを買いにやってきます。雨の夜、隣村のアメ屋が訪ねてきたとき、ちょうどその女がアメを買いにきました。隣村のアメ屋は「1か月前に死んだ松吉の女房だ」といい、2人は真相を探るべく、女の後をつけていきます。女の向かった先は隣村の墓場。そこで、すーっと音もなく消えてしまったのです。


恐ろしくなった2人は、近くの寺に駆け込み、和尚さんと一緒に墓を見に行くことにしました。
すると、どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえてきます。赤ん坊 は松吉の女房の墓の前に捨てられていたのでした。
添えられた手紙から、赤子が数日前に捨てられたことがわかり、泣いている赤子を見かねた松吉の女房が、アメを買って育てていたのでした。

子育て幽霊

※まんが日本昔ばなし第2集はご好評につき完売しました。


まんが日本昔ばなし第3集(21〜30巻)の怖い話
地獄の業火を特技で生き抜く「地獄のあばれもの」
ただより怖いものはない?「くわず女房」
地獄のあばれもの くわず女房

第3集には、はやり病で死んだのち、閻魔大王の裁きで地獄行きが決まった医者、山伏、鍛冶屋の3人が、それぞれの得意技を使って、地獄を生き抜き、最後は根を上げた閻魔大王によって、地上に戻されるという「地獄のあばれもの」(28巻)や、「くわず女房」(24巻)が収録されています。
「くわず女房」は、「飯を食わない女なら嫁にもらってもいい」とうそぶくケチな男のもとへ、ある日、本当に何も食べない女が嫁いでくるというお話。
ところが、何も食べないにもかかわらず、米が減ることを怪しんだ男が、ある日天井裏に隠れて盗み見ると、頭のてっぺんにある口から大量の米を食べていたのです……。

男が嫁に離縁を突きつけると、嫁は鬼女に姿を変え、夫を桶に入れて連れ去ろうとします。
何とか逃げ出した夫は、菖蒲の中に身を隠し、追ってきた鬼女がそれを怖がったため助かります。五月の節句に鬼を払うため、家の軒先に菖蒲の葉を飾るようになったのはこの話が由来のようです。

くわず女房

※まんが日本昔ばなし第3集はご好評につき完売しました。


まんが日本昔ばなし第4集(31〜40巻)の怖い話
地獄の怖さを知らしめるため呼ばれた「地獄めぐり」
ナス汁で化け物を退治した「太助とお化け」
地獄めぐり 太助とお化け

「地獄めぐり」(33巻)は、日光にあるお寺の上人が、閻魔大王から頼まれ、冥土の旅をしてから再び生き返るお話。人間が罪を犯して地獄に落ちることのないよう、地獄の恐ろしさを実際に見て戻ったのち、上人は人々に地獄の様子を説いて聞かせたそうです。
また、「太助とお化け」(40巻)は、お化けが出るお寺に悩んでいた村人に、薬売りの太助が度胸と知恵で立ち向かうというお話です。
村人の悩みを見かねた太助が古ぼけたお寺で構えていると、はたして、一つ目の大きな化け物が。「お前の怖いものは?」という問いに、「銭が怖い」と答えると、化け物は「オラはナス汁が怖い」というではありませんか。翌日、太助は鍋いっぱいにナス汁を作ってお化けを待ちます。現れたお化けは、逃げる太助に向かって小判を投げつけます。

一方の太助は、ナス汁を化け物にふりかけ、追い詰めました。悲鳴を上げる化け物に鍋ごとナス汁をかけると、化け物は大きなキノコに、小判は小さなキノコに変わってしまいました。
このことから、キノコ汁にナスを入れると中毒にならないと言われるようになったそうです。

太助とお化け

※まんが日本昔ばなし第4集はご好評につき完売しました。


まんが日本昔ばなし第5集(41〜50巻)の怖い話
海で「ひしゃくをくれ」といわれたら絶対に渡してはいけない!「船幽霊」
船幽霊

海の怪談の中でも、ぶっちぎりで怖いのが「船幽霊」(47巻)です。
船幽霊は海で死んだ人たちの霊が、生きている人たちを向こうの世界へ引きずり込むものとされ、昔から漁師たちに恐れられていました。お盆には、浜辺で迎え火を焚いて、海で亡くなった人をお迎えし、お盆の間は決して漁に出てはいけないとされていたのです。
ところが、威勢のいい漁師のお頭が村の老人たちの止めるのも聞かず、子分を引き連れお盆の夜の海に繰り出してしまいました。ほかに漁をする船はいませんから、網を入れるとおもしろいほど魚が取れます。しかし、気がつくと黒い雲に覆われ、船幽霊が現れたのです。


丸い光の亡霊たちは、漁師の舟を取り囲み「ひしゃくをくれ」と口々にいいます。船幽霊にひしゃくを渡すと、海の水を船に注ぎ入れ、沈めてしまうと恐れられていました。
するとその時、浜で焚いていた迎え火が一斉に消え、空に浮かぶと沖に向かって飛び始めました。迎え火は船幽霊を取り囲むと「わしらも同じ海で死んだ者。悪さをするな」と諭し始めたのです。

船幽霊

船幽霊

これによって船幽霊は消え、漁師たちは助かりましたが、親方は「ひしゃくがほしい…」とブツブツいいつづけ、おかしくなってしまったそうです。
海で会った亡霊からひしゃくをねだられ、船が沈められる話は、第3集収録の「佐吉舟」(29巻)にも見られます。


※まんが日本昔ばなし第5集はご好評につき完売しました。


まんが日本昔ばなし第6集(51〜60巻)の怖い話
父親の極楽行きを握り飯で救う「三十五日目の山参り」
両親の夫婦仲を願って幽霊となった娘「幽霊祭」
三十五日目の山参り 幽霊祭

遠い極楽へ旅立ったはずの死んだ父が、腹をすかせた餓鬼のために極楽へたどり着けず、息子、長助の枕元に幽霊の姿で立つ話が「三十五日目の山参り」(56巻)です。
長助は驚くものの、父が極楽へ行くために、一生懸命役立とうとする様子は、ほかの怪談話とは趣の異なる、やさしさを感じます。

用意した握り飯を、閻魔堂、六地蔵に供え、東山寺の裏山にあるとされる、あの世とこの世の境目から転がすと、握り飯は餓鬼のもとへ。餓鬼たちが食べているすきに、父は無事極楽へ行くことができます。 「幽霊祭」(52巻)は、下関にあった「菊屋」という海産物問屋で起きたお話です。この海産物問屋は夫婦仲が大変悪く、一人娘のお菊はたいそう心を痛めていました。

幽霊祭

船幽霊

お菊は両親の夫婦仲がよくなるよう、仏様に願をかけ、雨の日も冬の日も、一日も欠かさずお参りを続けました。
ところが夫婦仲はいっこうによくならず、気苦労から体まで悪くなったお菊は、梅雨のある日に倒れ、床についたまま、ついに亡くなってしまいます。
 亡くなった夜、お菊は幽霊の姿でお寺に現れました。


和尚にお礼を言った後「両親のことを頼みます」とことづけをして消えたのでした。和尚はお菊の話を聞きながら、筆を取り、その姿を紙に描きとめます。
ちょうどそこへ、お菊の両親が亡くなったことを伝えにやってきました。和尚は幽霊で現れたお菊の話を伝え、彼らの不仲を戒めたのです。このできごとをきっかけに、両親は心を入れ替え、仲むつまじく商売に精を出します。
 お菊の姿を記した絵は、毎年、本尊のご開帳に合わせて披露され、人びとに夫婦仲の大切さを説きました。そのため、いつしかこの寺のご開帳を「幽霊祭」と呼ぶようになったそうです。

※まんが日本昔ばなし第6集はご好評につき完売しました。


いかがでしたか?
見たことのあるお話もあったのではないでしょうか?
身の毛もよだつ絵柄と音楽もさることながら、アニメでは、市原悦子さんと、常田富士男さんの語りが、さらに“涼しさ”をかきたてます。
ほかにも怖い話がたくさん入っていますので、この機会にどうぞお楽しみください。

>>まんが日本昔ばなし第1集はこちら