天災は、忘れた頃にやってくる?

防災士の資格を持つココチモのバイヤー・宮田と伝えたい『防災セット』のはなし

災害時の備えについて、もう一度確認してみましょう

ココチモ・バイヤー

宮田(みやた)

日本防災士機構認証の防災士資格を持ち、各種防災グッズに精通。災害で物流が止まり公的支援を得られるまでの期間をどう生き抜くかを常に模索中。

災害への備え、されていらっしゃいますか? 防災の問題点は、慌ただしい日常生活の中で、ついその重大さを忘れてしまうこと。もし防災用品をあらかじめ揃えていたとしても、万一の際に使えなければ意味がありません。
今回は、防災士の資格を持つココチモ・バイヤー宮田から皆さまへ、災害への心構えや防災セットの考え方についてお伝えしたいと思います。

災害の多い国・日本で生き抜くための『防災セット』

「日本は171カ国中、4位」。 昨年8月、国連大学が『世界リスク報告書2016年版』を公表しました。その報告書の中で「地震、台風、洪水、干ばつ、海面上昇という5つの自然災害に見舞われる可能性」について、日本は世界で4番目にリスクの高い国であると評価されました。
昨年も、熊本地震や台風の連続上陸、大雨による洪水など、日本は多くの自然災害に見舞われました。しかし私たちは、こうした自然の猛威を回避する術を持っていません。

だからこそ各々のご家庭で、災害のダメージを可能な限り軽減する備えをしていただくことが大切だと思うんです。

と、防災士の資格をもつバイヤー・宮田は力説します。

ココチモが現在の『防災セット』の原型となる非常持ち出しセット『あんしん君』の発売を開始したのは2009年。きっかけはその2年前に起きた新潟県中越沖地震でした。当時、開発担当バイヤーだった宮田は、今でもニュースで流れた被災地の困難な日々の様子を忘れることができません。

日本は自然災害の多い国ですから、いざという時の備えは不可欠です。でも、いつか準備しようと思いながらも「何が必要で、どこで買えばいいのか分からない」という方も大勢いらっしゃるんですね。そういう方のためにも、ひとまとめにした『防災セット』が絶対に必要だと思いました。

では、防災セットの内容はどう決めたらよいのか?
ココチモでは、まず震災経験者(阪神淡路大地震/新潟中越地震/東日本大震災)1000人を対象にアンケートを実施し、経験者の様々な声をもとに「災害時、実際には何が必要なのか?」の研究を進めました。女性を含めた多数のスタッフによる検討を重ねて「災害時に役に立つ品」をセレクト。さらに防災専門家のアドバイスをいただきながら、最終的な内容を決定したのが現在ココチモがご提供している『防災セット』なのです。

ココチモ『防災セット』の中身を紹介

ではここで、そのセット内容について簡単に確認してみましょう。すでに『防災セット』をお持ちの方も、そうでない方も、「災害時に必要なもの」について今一度お考えいただければ、と思います。

ココチモ『防災セット』に入っている内容

01 リュックサック

持ち運びが楽なカート付き。リュックは難燃性の素材を使用。

02 アルミブランケット

断熱・防水効果が高く、暑さ、寒さに対応するリバーシブル・タイプのブランケット。

03 あんしん手帳

防災グッズの有効な活用法や防災時の心構えなどを紹介(ココチモ・オリジナル)。

04 簡単トイレセット

大小共用で15回使える抗菌性凝固剤を振りかけるだけの簡易トイレ。

05 食品加熱キット

電気や火を使わず蒸気だけでお湯をつくれるキット。

06 ウォータータンク

収納時はコンパクト。コック式の蛇口がついた水汲みタンク(10リットル)。

07 災害備蓄用パン

ふんわり食感のまま長期保存が可能な黒まめパン、オレンジパン、野菜パンの3種類。

08 高カロリー食品

1箱で約2465キロカロリーが摂れる調理不要の保存食(救難食糧ER9)。

09 非常用 保存水

日本の天然水を高温殺菌した長期保存可能な美味しい水(500ml×4本)。

10 アルファ米セット

市販のおにぎり2.5個分に相当する白飯と五目ごはんの2種類。

11 軍手

災害時のガレキなどを触るときの必需品で、滑り留め付き。

12 多機能ラジオライト

ラジオ、懐中電灯、携帯充電、サイレンなどの機能を搭載。

13 ホイッスル(大地震対応マニュアル付き)

非常の際に救助を求めるのに役立ちます。震災時の行動方法を記した大地震対応マニュアル付き。

14 乾電池

多機能ラジオライトに対応。災害時も安心(単4×3本)。

15 簡易マスク

避難時のホコリ除け、避難所での体調管理に欠かせないマスク。

16 白十字印救急セット

緊急時に必要性の高い7種類の救急グッズをセット。

震災経験者アンケートの回答から、「あってよかった」「無くて困った」という”必需品”を、リュック一つにまとめて非常時に持ち出しやすく揃えたのが上記のセット内容です。現在のあなたの備えと比べていかがだったでしょうか。

またココチモの防災セットには、お客様のお声を取り入れた点がいくつもあります。たとえば、「リュックが重すぎる」というお声には、ご年配の方でも運びやすいカート付きに改良。「避難所でどれが自分のものもわからなくなるかも」というお声には、大きな名札シールを追加しました。

名札シール

bousai_img_04

氏名、住所、電話番号、生年月日、血液型の記入欄を設けたシール。緊急時に救助者へ自分の情報を伝える機能や、避難所での紛失などに備える。

オリジナルカート付きリュック

bousai_img_05
bousai_img_06

リュックは燃えにくい素材を使用。カートは取り外し可能で、付属のウォータータンクや重たいものを運ぶ際にも役立ちます。

いざという時に『防災セット』を役立たせるために

それでも『防災セット』は「置いておけば安心」という商品ではありません。それぞれのご家庭の状況に見合った備えを考えておく必要があります。

ココチモのセットでは、食料は1人約3日分が入っていますが、行政の支援が遅れそうな地域なら追加の備蓄も用意された方がいいと思います。また、持病のある方なら薬、乳幼児のいる家庭ならミルクも……というように、各家庭の事情に合わせてもう一度、「我が家ならではの防災セット」についてご検討ください。

また『防災セット』は、いざというときに使えなくては意味がありません。あらかじめ使用方法を確認しておくのも大事です。

食料品などはそのままお使いいただけると思いますが、簡易トイレセットや食品加熱セット、ラジオライトなどは、日常的に使うものではありませんから、いざ使うという時になって戸惑ってしまうかもしれません。日ごろから使い方を把握しておいていただくと安心です。「あんしん手帳」にも参考になる情報が載っていますので、ぜひそちらもご覧ください。

防災は、『防災セット』を揃えるだけでは終わりません。ひとりでも多くの人の命が助かるように、『防災セット』を販売するだけでなく、いかに役立たせるかを伝え続けなければなりません。それが『防災セット』ココチモ・バイヤーの想いです。

最後に、震災経験者1000人へのアンケートを実施した際に、
実際に経験者の皆さまからいただいたアドバイスをご紹介します。

  • 備えすぎることはない。 (新潟県 60歳 男性)
  • 非常持ち出し品の整理をしておくこと。 (新潟県 57歳 男性)
  • 万一の場合の集合場所や連絡先(親戚など)を家庭で決めておく。 (新潟県 57歳 男性)
  • 最低限の水、食料、ラジオを用意しておくこと。 (兵庫県 50歳 女性)
  • 防災に必要なものは一つの場所にまとめておく。 (兵庫県 62歳 女性)
  • 安全な時にこそ災害に備えることが必要だと思う。 (兵庫県 64歳 男性)
  • 自分の所だけは大丈夫ということはあり得ない。 (新潟県 60歳 男性)
  • 貴重品の持ち出し態勢を整えておく。 (新潟県 60歳 男性)
  • 三日間は自力で乗り切る。 (兵庫県 50歳 男性)
  • 1週間分くらいの肌着、タオル、生理用品、マスクなどを準備。 (兵庫県 57歳 女性)
  • 冬に被災したので、防寒の器具や服を十分に用意すべきだと思った。 (兵庫県 64歳 男性)